【宿泊予約サイト徹底比較!】一休.comとじゃらんnet、強み弱みから上手な使い分け方法を考えてみた!

宿泊予約サイト徹底比較!
「一休.com」と「じゃらんnet」

「これからまさに観光に出かける!」という時、
ホテル・宿の予約にはどちらのサイトを使うべきか、迷うことがありませんか?

結論としては、それぞれ強みと弱みがあります。
・その時の宿泊目的に応じて使い分ける
・時間に余裕があるなら併用で使う

…ですが、
「そんなことはわかっている、具体的にはどう使い分ければいいの?」
というところが知りたいですよね。

そこで!この記事では二つの宿泊予約サイトの強み弱みを徹底比較し、どう使い分ければよいのかの具体的な方法を考えてみました。
ぜひ最後までおつきあいの上、ぴったりのホテル・宿を見つけてください!

一休.com
の概要

株式会社一休が運用する宿泊予約サイトです。
2000年5月より、高級ホテルおよび高級旅館に強いサイトとして開設されました。

株式会社一休のスローガンは、「こころに贅沢を」。
この言葉に示されている通り、高級店での非日常的な体験をユーザーに提供する方針のサイトとなります。
ただし、これは高級施設「のみ」という意味ではなく、
たとえば近年はビジネスホテルの掲載数も充実しております。

掲載宿泊施設の傾向

2021年時点で、掲載宿泊施設数は5,000件以上(株式会社オックスコンサルティング調べ)。
2020年の閲覧数ランキングでは国内サイトで第10位でした(日本観光振興協会による「旅行・交通」カテゴリでのPC閲覧数ランキング)。

掲載情報数と利用ユーザー数では、じゃらんnetや、楽天トラベル、Yahoo!トラベルといった大手のサイトから見ると、やや低めの数値となっていますが、一休.comは高級施設の紹介に特化しています。
「一休に載っているが他のサイトには載っていない」高級ホテル、高級旅館も多数存在します。

そして重要なことは、
一休.comは決して富裕層だけをターゲットにしているわけではありません。
多くのユーザーに「たまの贅沢時間としての高級店体験」を薦める方針のサイト、という点でしょう。
よって、会員として継続的に利用すれば、高級ホテルや高級旅館の割引特典もどんどん利用できるようになる、という設計をしています。

じゃらんnet
の概要

リクルートライフスタイルによって運営されている宿泊予約サイトです。
母体は旅行専門雑誌「じゃらん」、サイト開設は2000年11月となります。
何と言っても、こちらは大手サイトです。
掲載宿泊施設も利用者も多く、楽天トラベルとならぶ国内旅行サイトの最大手といえるのではないでしょうか。

掲載宿泊施設の傾向

2021年時点で、掲載宿泊施設数は20,000件以上(株式会社オックスコンサルティング調べ)。
そして2020年の閲覧数ランキングでは堂々たる国内第1位でした(日本観光振興協会による「旅行・交通」カテゴリでのPC閲覧数ランキング)。

掲載施設数でも利用ユーザー数でも、圧倒的な規模となります。
それだけに、全国各地、高級業態から格安ホテルまで、網羅的に情報をとり揃えているサイトとなっています。

また、リクルートホールディングスが親会社になっているということで、リクルート系列の旅行以外のサイトとも情報互換ができており、宿泊に限らない網羅的な情報集めということでは、申し分のないサイトでしょう。

ただし、まさに大手の網羅的なサイトであるがゆえに、一休.comのような、特定の宿泊施設やヘビーユーザーと長期の相互関係を築いていく、というスタイルとは別となります。
このように、一休.comとじゃらんnetとでは、掲載されている情報の集め方・見せ方に、大きな考え方の違いがあります。
続いて、実際に予約をしたときのおトク感、すなわちポイントサービスの充実はどうでしょうか?
こちらも、比較してみましょう。

ポイントサービス
を比較すると

一休.comのポイントの強みは?

一休.comのポイントサービスは、宿泊予約金額に対して付与される「一休ポイント」となります。

ポイントの付与率については、「ダイアモンド」「プレミアム」「ゴールド」「レギュラー」の4段階に分かれている会員ステージに応じて異なるため、一律ではありません。

仮にレギュラー会員の場合で見ると、ポイント付与率は「2.0%(カード決済の場合)」となります。
10,000円の宿泊予約が制約した場合に100ポイントから200ポイントが付与されるという計算です。

一休.comのポイントの弱みは?

じゃらんnetと比較した場合、付与されるポイントがあくまで「一休.com」およびその関連サービスのみでしか利用できない、という点があります。
具体的には、一休ポイントの利用可能サービスは、一休.com掲載の宿泊施設の他、レストラン、スパ、一休.comギフトに限定されます。
しかし、一休.comはレストランも含めて高級店の掲載と紹介が豊富かつ丁寧なので、「高級宿や高級レストランを少しでもおトクに利用したい」という方にはじゅうぶんなポイントサービスではないでしょうか。

じゃらんnetのポイントの強みは?

じゃらんnetもまた会員ステージのプログラムを採用しており、「ゴールド」「シルバー」「ブロンズ」「レギュラー」に応じてポイント付与率も変わってきます。
レギュラーの場合で言いますと、付与率は2.0%となっています。
少なくとも一般ユーザーが新規会員になって利用したいという場合、ポイント付与率では一休.comと大きな違いはなさそうです。

ただし、じゃらんnetで宿泊予約を利用すると、「じゃらん限定ポイント」の他、Pontaポイントやリクルートポイントといった他サービスのポイントも同時付与されます。
レギュラー会員の場合でいいますと、宿泊予約金額の2%がポイントとして付与され、そのうちの1%が「じゃらん限定ポイント」、
もう1%が関連サービスのポイントで付与される計算になります。
Ponta会員だとすると、10,000円のホテル予約をした場合、100円がじゃらん限定ポイント、100円がPontaポイントとして付与されるわけです。
また、日本航空(JAL)と全日本空輸(ANA)とのマイル提携をしている為、じゃらんnetを経由した宿泊施設を予約した場合、これらの航空会社のマイルを貯めることも可能となっています。
マイル特典も組み合わせれば、更に多種のポイントを上手に貯めることができるわけです。

「じゃらん限定ポイント」自体も、決して利用可能サービスの選択肢が少ないわけではありません。
じゃらんnet自体が大きなサイトである為、ホテル宿泊予約の他にも、あそび体験予約、じゃらんパック、レンタカー、そしてじゃらんnet提携の海外ホテルにもポイントが利用できます。

このような、貯めたポイントの利用選択肢の豊富さが、一休.comと比べたときの強みとなります。

じゃらんnetのポイントの弱みは?

付与されるポイントが、じゃらん限定ポイントと、他サイトに使えるポイントに「分割」されて付与されるわけですので、それぞれのポイントの溜まり具合はやや遅いように感じてしまうのではないでしょうか。
また、複数種類のポイントをかけもちで管理するような話になります。
「○月にドンと大きな宿泊をしたので、あのポイントを次の旅行で使いたい!」というような継続的なポイント利用を行いたい方には、わかりにくい仕組みといえます。

その他のユーザー特典
を比較する

会員ステージの違いは?

一休.comとじゃらんnetは、それぞれが会員ステージを展開しています。
これはサイトの利用頻度と金額に応じて、ポイント付与率、および受けられる特典の質が変わってくるというものです。

会員ステージの昇格ルールは、それぞれが以下のようになっています。

【一休.comの場合】
・過去6カ月で30万円:ダイアモンド
・過去6カ月で10万円:プラチナ
・過去6カ月で5万円:ゴールド

【じゃらんnetの場合】
・過去12カ月で60万円:ゴールド
・過去12カ月で30万円:シルバー
・過去12カ月で15万円:ブロンズ

ルールが違うので一概な比較はできませんが、「高級ホテル」を中心にしている一休.comさんのこと、過去6カ月で5万以上というのは、旅行好きな方であれば意外とすんなり到達できる基準ではないでしょうか。
そう考えると、「一般ユーザーよりも、1ランクでも上の会員」に認定されるためのハードルは、一休.comのほうが入りやすくなっている、といえそうです。

結論(まとめ)
使い分けの方法は?

両社の特徴からの使い分け

上述した通り、一休.comとじゃらんnetには、サイトの設計そのものに大きな違いがあります。
一休.comは高級ホテル・高級旅館の充実した情報を抱え、かつ、継続的にサイトを利用する会員に向けた設計になっています。
いっぽう、じゃらんnetは総合的な情報の網羅性を重視しており、かつ、ポイントの仕組みについても、じゃらんnetのみならず、関連するさまざまなサービスに開かれている設計となっています。

利用する側からすれば、「たまの観光旅行の際には、高級ホテルや高級旅館に泊まり、非日常気分を満喫したい」という方には、一休.comのほうが向いている、ということになります。
まして、そのような「非日常体験を数カ月に一回程度は継続でやっていきたい!」という方には、会員ステージも上がりやすい「一休.com」はかなりオススメです。

一方で、観光の際にできるだけ多くの選択肢から考えたいので「たくさんの情報を集め比較したい」という方には、高級ホテルから格安までさまざまな情報を検索できる「じゃらんnet」がおすすめです。

行先の地域で検索結果を比較

両サイトを併用する場合ですが、よりしっかりと旅の計画を練りたいという方にオススメなのは、行き先の地域を双方のサイトで検索し、双方の検索結果を比較する併用パターンでしょう。

その上で、一休.comに載っているが、じゃらんnetには載っていないような高級施設があった場合には、一休.com側での宿泊プランや料金を確認しましょう。
もし金額が高すぎる、ないしピンとこないという場合には、じゃらんnetの中で、その他の要素、立地や価格帯で絞り込んでいく、というのがよいのではないでしょうか。

自分にぴったりの宿泊先を見つけて「予約をしたい」となった際に、どちらのサイトでも予約可能な宿泊施設であった場合は、今後もある程度の頻度で高級ホテルや高級旅館に泊まる機会がありそうな方は一休.comを選択するのが良いでしょう。

また、継続的な宿泊予定はわからないので、他のサービスや買い物に使えるポイントを貯めておきたい方はじゃらんnetを選択するのが良いでしょう。

最後に

以上、「一休.com」と「じゃらんnet」のサイトを比較し、使い分けの方法や併用の方法を提案させていただきました。
強みと弱みがそれぞれわかりやすいサイトとなりますので、うまく使いこなして、ぜひ旅行を楽しいものにしてください!

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